企業間物流資産の循環可視化プラットフォーム「TRAX GO」が
パレットレンタル業界初の「2026年度グッドデザイン賞」を受賞
〜ドライバー不足、長い荷待ち、戻らないパレット‥‥山積する物流課題に。
モノと情報を企業の垣根を越えて“ひとつ”につなぐワンストップソリューション〜
2026年10月16日
三甲パレットレンタル株式会社が提供する、企業間物流資産の循環可視化プラットフォーム「TRAX GO(トラックス・ゴー)」が、このたび2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。パレットレンタル業界におけるグッドデザイン賞の受賞は、今回が初めてとなります(当社調べ)。
物流改善はいまや現場だけでなく、企業経営と社会全体の課題となっています。
「TRAX GO」は、荷物を載せて運ぶ台である「パレット」を、モノだけでなく“情報も運ぶ媒体”として捉え直したシステムです。メーカーから倉庫、運送会社、小売・卸、回収・再利用まで、企業ごとに分断されていた物流資産と商品の情報を1つの仕組みでつなぎ、リアルタイムに共有します。誰でも直感的に操作できる画面設計と、物流改革を推進する実用性が評価されました。当社は今回の受賞を契機に、「TRAX GO」のさらなる普及と、持続可能なサプライチェーンを支える社会インフラとしての展開に取り組んでまいります。
いま、物流の現場で何が起きているのか
食品や日用品、医薬品については「パレット」と呼ばれる荷役台に載せられ、フォークリフトでトラックに積み降ろしされて届けられる運用が増えて来ている一方、現場では、まだまだ課題が山積しています。
- 1運び手が足りない
- 2荷待ち・積み降ろしに時間がかかる
- 3情報がばらばら
- 4パレットが戻ってこない
- 5法制度への対応
ドライバーの高齢化、そして時間外労働規制により、2030年度には最大約25%の輸送力不足が生じうると国は試算しています。
トラック1運行あたりの荷待ち・荷役時間は約3時間で、2020年度からほとんど短縮されていません。
企業間の情報は分断され、紙の伝票や電話に頼る場面が多く、確認・照合が現場の負担となっています。
ビール業界だけでも年間30万〜40万枚が流出・紛失しており、補填に多額のコストがかかると報じられています。
2026年4月から一定規模以上の荷主にCLOの選任や中長期計画の作成が義務化され、物流の実態をデータで把握することが求められています。
※出所:国土交通省、NX総合研究所、日本パレット協会の公表資料、日本経済新聞等の報道より当社作成
「TRAX GO」とは ― 企業をまたいで物流をつなぐワンストップソリューション
「TRAX GO」は、パレットに取り付けたRFIDタグやQRコードとクラウド上のソフトウェアを組み合わせ、「どのパレットに、どの商品が載って、いまどこにあるのか」をサプライチェーン全体で見える化出来ます。検品レスや伝票の電子化による現場作業時間の短縮、パレット1枚ごとの個体管理による紛失・流出防止と効率的な回収を支援するシステムです。
- 複数企業を1つの仕組みでつなぐ
- 会社・ユーザー・拠点ごとに柔軟にカスタマイズ
- さまざまなシステムと高い親和性で連携
- 誰もが使いやすいユニバーサルなデザイン
- 誰にでもシステムを提供可能です
企業間の情報の分断を解消し、サプライチェーン全体を最適化します。
それぞれの業務や運用にフィットした画面で利用できます。
ERP・WMS・TMSや他社のバース予約システムなどと連携し、業務を自動化・効率化します。
ITに不慣れな方でも迷わず使える、シンプルで見やすい画面を実現しました。
オープンソリューションとして同業他社にも、荷主にも、倉庫・物流業者にも、物流に係る誰にでも提供可能です。
受賞概要
受賞対象名
物流情報トレーサビリティシステム「TRAX GO(トラックス・ゴー)」
受賞対象の概要
あらゆる荷主や物流企業向けの物流資産管理プラットフォームです。RFIDなどのデバイスとソフトウェアを融合させることで、物流資材と積荷を連携させ、スマートフォンによる直感的で包括的な現場管理を実現します。共通設計を軸にしながらも、ニーズに合わせて拡張可能な柔軟性を備え、物流改革を推進する堅牢なシステムです。
デザインのポイント・特長
- 現場視点
- 情報共有
- 伴走型
- オープンソリューション
- 背景と成果
直感的なスマホアプリとRFIDを融合し、ITリテラシーを問わず現場完結できる管理設計。
資材と積載物の情報を紐付け、強固なサイバー対策のもと他社へもシームレスに連携する仕組み。
共通設計を軸にテーラーメイド対応を可能とし、進化し続けることで物流改革を推進するツール。
物流に係る誰に対してもシステム提供が可能。
既存の管理システムが硬直的で現場ニーズに対応しきれていなかった課題に対し、パレット等の資材を「情報を運ぶ媒体」として再定義しました。2019年7月のリリース以降、導入企業数は1000社(2026年9月時点)に拡大。積載商品との自動紐付けによる商品回転率の可視化を達成したほか、厳格な品質管理が求められる医薬品物流においても高度な個体管理・トレーサビリティを実現しています。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
- 積載物とパレット等の資材の情報を紐づけ、一体的に管理することで、複数の会社をまたいだトレーサビリティとサプライチェーンの最適化を可能とするシステムである。 利用者との対話や現場検証を繰り返すことで、直感的に操作できるスマートフォンアプリのUIデザインを実現している。 また業種や役割に応じたテーラーメイドな拡張を可能にした結果、1,000社以上の様々な業種の企業に導入されている実績も高く評価した。
グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
2026年10月31日(土)〜11月4日(水)に開催される「2026年度グッドデザイン賞」の全受賞対象を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」にて展示します。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年創設の、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。製品、建築、サービス、システム、地域の取り組みなど、有形無形を問わず、さまざまなものごとを対象としています。受賞のシンボル「Gマーク」は、よいデザインを社会に広げるマークとして親しまれています。2026年度は第70回の節目にあたります。
お問い合わせ先
三甲パレットレンタル(株)IoTソリューション推進部 金川賢一朗
TEL:03-4212-3535
Mail:kanagawa@sanko-kk.co.jp
