魚市場・水産加工現場で水産物を衛生的に搬送したい

HACCPの義務化により水産物の安全性に対する意識が向上

2021年6月から義務化がスタートするHACCPに沿った衛生管理に関連し、食品への安全意識が見直されている。

FRP製の大型容器は衛生的な問題を抱える

魚市場や水産加工業者様で一般的に使われている大型容器にFRP製のダンベがある。魚の一時保管・輸送に特化し、間口の“波返し”形状が特長の容器である。しかしFRP製のダンベは衛生的な問題を抱えていた。

この記事の
ポイント
  • FRP製ダンベが異物混入の原因に
  • ポリプロピレン製のダンベで衛生的に運用可能
  • 大型輸送容器「ジャンボックス」シリーズの紹介

FRP製ダンベの問題点

1.異物混入

FRP製のダンベは経年劣化により、べニヤ板からの木屑や塗料片が剥がれ落ち、環境美化を損ね、異物混入の問題があった。異物混入は食品に使用される魚を輸送する容器にとって、食品衛生上問題である。

2.重い

FRP製ダンベは容器だけで約180kg/箱あり、リフト移動の際、移動が不安定になることがあった。

3.リサイクルしにくい

ベニヤ板の加工品にFRPを吹き付けた混合材のため、リサイクル時はそれぞれを分離して処理する必要があり、手間がかかる問題があった。

ポリプロピレン製のダンベで衛生的な輸送
~ジャンボックス#1600ダンベ

1.間口に波返し形状を設置

FRP製同様、間口に波返し形状を設置。輸送中に起こる波を抑え、内容物の漏れを防止。

2.ポリプロピレン製

本体はポリプロピレン単一素材。塗装も無く、いつまでも衛生的に使用することができる。もちろん異物混入の恐れもない。魚市場や水産加工業者様での食品衛生管理の強化を図ることができる。

3.軽量

重量はFRP製のおよそ半分の90kg。均一な製品であり、リフト移動の際も安定した走行が可能。それに伴い、容器内で発生する水面の揺れも抑制され、漏れも軽減する。

4.リサイクルしやすい

本体と間口パーツを取り付けているボルトを外せば、それぞれ単一素材のため、容易にリサイクルできる。

5.反転機の使用が可能

FRP製ダンベで使用されていた反転機も問題無く使用可能。

6.FRP製ダンベと同等の水温変化

同条件での比較試験を実施し、同等の水温変化で温度的にも遜色なく使用可能。

〈試験条件〉
試験場所:三甲㈱STC恒温室
内容物:水800ℓ+氷200kg
外気温度:30℃
試験時間:48時間(2日間)

※写真はジャンボックス#1400
7.10tonトラックへのぴったり積載

平面サイズが1560×1100mmであり、10tonトラックの荷台に12台をぴったり積載可能。

8.使用事例紹介

大型輸送容器「ジャンボックス」ラインナップ紹介

    ジャンボックス#100
    外寸:703×503×411mm
    内容量:106ℓ
    ジャンボックス#200
    外寸:883×642×517mm
    内容量:211ℓ
    ジャンボックス#400
    外寸:1096×793×643mm
    内容量:416ℓ
    ジャンボックス#500
    外寸:1340×865×688mm
    内容量:503ℓ
    ジャンボックス#1000
    外寸:1700×1240×730mm
    内容量:1010ℓ
    ジャンボックス#1000H4
    外寸:1700×1240×730mm
    内容量:1010ℓ
    ジャンボックス#1200
    外寸:1990×1050×848mm
    内容量:1205ℓ
    ジャンボックス#1400
    外寸:1560×1100×1100mm
    内容量:1370ℓ
    サンブリッド#1000B
    外寸:1990×1050×770mm
    内容量:1020ℓ

上記以外のサイズの大型輸送容器「ジャンボックス」をお探しの方は特注品開発サービスも承っております。
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